お正月のイメージがある、冬の寒空の下、神社で飲む甘酒。昔は苦手でした。。。それには、製法が違う2つの甘酒があったからなのです。違う甘酒を知ってからは甘酒大好き!さらに、甘酒は、夏の強い見方になってくれるドリンクなのはご存知ですしたか?「飲む点滴」とも言われる、今日は元気の味方「飲む点滴・甘酒」について掘り下げていきたいと思います。
万能「麹甘酒」、夏に飲まないなんて人生損してる!
甘酒は、飲む点滴ともいわれているんですよ。これを聞いただけでもカラダに良さそうですよね。
なぜ、夏に甘酒がおススメかというと、、、
一番は、夏バテや疲労回復に良いから。だから夏にこそ飲むべきなんです!
さらに腸も整うし、老化防止にも良し。飲まないなんてもったいないと思いませんか?
なぜ甘酒を飲むといいの??
なぜなら、点滴の成分と甘酒の成分がとっても似ているから。
点滴の成分は、ブドウ糖と水と電解質(特にナトリウム)だそうです。いっぽう甘酒は体のエネルギー源の糖類、アミノ酸、ミネラル。ビタミンB群についてはB群のうちB12以外の7種類が検出されています。つまり疲労回復の代表、ビタミンB1も体を作るのに不可欠なアミノ酸も甘酒には入っているのですね。
(参考元)麹甘酒に含まれる成分について
誌名 日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan
ISSN 09147314 ・著者名 倉橋敦,小黒芳史 ・発行元 日本醸造協会 ・巻/号 112巻10号
・掲載ページ p. 668-674 ・発行年月 2017年10月
農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター
江戸時代から夏バテ防止に飲まれていた!
水と米麹(こうじ)を発酵させて甘くなる甘酒。麹とは日本の国菌で、お米に麹菌を繁殖させたものが米麹となります。甘酒は麹の力でお米のでんぷんが分解されて甘みがでます。(たとえば、お米を口の中でずっと噛んでいると甘みが感じられますよね。あれです。分からない人は、実験してみて!)つまり甘酒は、米(米麹)・水という単純な材料で簡単に作ることが出来てます。江戸っ子にとっては食欲がない時、さらりと飲める水分と糖分で出来ていた甘酒が重宝されていたんですね。江戸時代には甘酒売りがいたいとう絵が残っているくらい、庶民のブームだったわけですね。夏の栄養補給にうってつけだった甘酒は。。。
そのな背景があるため、俳句で甘酒の季語は???
そう、” 夏 ”なんだそうです!
東京の神田明神には、江戸時代から続いている老舗の麹甘酒屋さんが2軒もあるんですよ。
それがこちらの2軒。
- 天野屋さん
地下に麹をつくる室があります。甘酒は通販で購入も可能。
住所:東京都千代田区外神田2-18-15 - 三河屋綾部商店さん
創業1616年。藁納豆や味噌の販売もあり。
住所:東京都千代田区外神田2-17-3 神田明神大鳥居をくぐり右手)
わたしは、天野屋さんしか訪問したことがないのですが、三河屋さんの納豆も興味深いので、こんど神田明神にお参りに行きながらお邪魔したいと思います。
ぜひ皆さんも、お散歩しながら冷やし甘酒も楽しみに訪れてみてくださいね。
江戸時代の人たちも、同じ甘酒を飲んでいたかもっ!と思うと、ロマンを感じちゃいませんか~。
選ぶべき甘酒は?2種類ある「酒粕甘酒」と「麹甘酒」
今まで紹介してきたものは、すべて麹甘酒。甘酒には原料違いで、大きく2種類あります。
分類 | 原料・製法 | アルコール分 |
酒粕甘酒 | お酒の搾りかす(酒粕)に水と砂糖を加えて作る甘酒。 | お酒の搾りかすなので、アルコール度数あり |
麹甘酒 | 米麹に水分を加えて発酵させて作る甘酒。発酵の経過で甘くなるため、砂糖は添加なし。ドロッとしている。 | アルコール度数がほぼない |
どちらもお米から作られていますが製法で異なります。
自己判断ですが、個人的には麹甘酒もアルコールはほぼないと言われていますが、念のため妊婦さんなどは控えたほうが無難だと思いますよ。
カラダに良い甘酒も食べ過ぎは太る!1日にどれくらい食べていい?
甘酒も糖質。食べすぎはやっぱり太ります。私としては、濃縮タイプの麹甘酒の場合、スプーン1〜2杯までにしておいた方が良いかなと思います。なんでも食べすぎはカラダには悪影響!!ほどほどに。
おススメの麹甘酒
お料理やドリンクに使いやすいのは、濃縮タイプ。手軽に飲むならサラサラな、ストレートタイプ。私は濃縮タイプ派。お料理に使えるし、自分の好きな濃さに水分で割って飲めるから。今回は、米麹甘酒の濃縮タイプをご紹介します。
お店で購入する時は、、、
必ず裏面の表記をチェック!
原材料が『米・米麹・水』以外、入っていないものを選べば大きな失敗はないですよ。
甘酒を使った夏ドリンクレシピ
ぜひ生活の一部に取り入れてほしいから、米麹甘酒 濃縮タイプのアレンジドリンクレシピをご紹介。
簡単すぎてゴメンナサイ!豆乳甘酒
- コップに無調整豆乳を注ぎます。
- お好み量の濃縮甘酒を入れてかき混ぜます。甘みが足りなければ、甘酒を加えましょう。
好きな野菜と果物で甘酒スムージー
- ミキサーに好みの野菜と果物と濃縮麹甘酒(小さじ1~)を入れてとろりとするまで撹拌する。
冷凍するだけ!甘酒アイス
- 甘酒を保存袋に入れて冷凍する。
- 固まったら揉ん柔らかくして、もう一度凍らせる。その後、器に盛る。
甘酒フルーツアイスクリーム
- ミキサーに冷凍フルーツと甘酒を加えて撹拌する。(ミキサーが回らない場合は、少し溶けてから撹拌し、そのこ15分程度冷凍するとよい)
健康・美容に飲む点滴「甘酒(甘麹)」まとめ
夏バテ防止には、濃縮タイプのアルコール成分がほぼない米麹から作られた「米麹甘酒」を選ぶことが重要なポイント。糖分、ビタミンB群、アミノ酸たっぷりの米麹甘酒で、夏バテはもとより、日々の健康と美容のために取り入れてみませんか?たったスプーン1杯程の米麹甘酒から続けて、夏バテ防止・健康対策を。
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